しゃっくりはなぜ起こるのか

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しゃっくりは何故起こるのか

しゃっくりは正式には吃逆(きつぎゃく)と言うが、横隔膜が間欠的に(一定の間隔をおきながら)痙攣することによって起こる。声門を閉じた状態で息をするため、「ヒック」という独特の音が出る。しゃっくりを英語でHiccupと言うが、恐らくこの音からつけられたものと思われる。

子宮内の胎児にもしゃっくりは起こる

しゃっくりは子宮内の胎児にも起こる。胎児は妊娠3ヶ月頃から羊水を飲み込み、それが胎便となって排泄される。
胎便に汚染された羊水を飲むと呼吸不全や肺への影響がありうるのだが、
しゃっくりはこの胎便が喉に詰まった時にそれを除去する為の原始的な反応ではないかと考えられている。

受容器が鼻咽頭(鼻腔と口腔とが合流する部分)にあり、しゃっくり中枢が延髄網様体にあることまで分かっている。

新生児のしゃっくりは横隔膜を鍛えるため?

新生児でもこの原始的な反射が残っており、しゃっくりが出やすいが多くの場合特に問題はない。
これが新生児の未熟な横隔膜を鍛えるためではないかという説もあり、本当かどうかは分からないが、そうとは考えにくい。
新生児の呼吸は速く、1分間に40~50回も呼吸している(成人では16~18回/分)。これで横隔膜が十分に鍛えられるはずであるからだ。

しゃっくりは何が原因で起こるのか

先日、僕の横で缶詰のタイカレーを食べていた薬剤師が急にしゃっくりをし始めた。その人はスパイシーなものを食べるとしゃっくりが出やすくなるのだという。基本的に、胃の膨張などで横隔膜を刺激されたり、横隔膜のコントロールを司る神経(迷走神経)に関わる疾患があったりするとしゃっくりが起こりやすくなる。

例えば、早食い、大食い、飲み過ぎ(特に炭酸飲料やアルコール)は胃を膨張させて横隔膜を刺激する。脂っこい食事やスパイシーな食事だとなおのこと。また、腹部の手術や洗浄横隔膜をコントロールする迷走神経を刺激する可能性がある。その他に、疾患から来るものだと脳卒中、脳腫瘍など。また、薬剤性のものもあり、有毒ガスや薬の副作用から出るものもある。

しゃっくりはどれだけ続くのか

僕は昔、しゃっくりを100回したら死ぬなどという迷信を聞いていたのだが、確かに100回も続くことはなかった。通常は数分、長くても数時間で止まる。48時間以上続くものは持続性吃逆といい、1月以上続くものは難治性吃逆というがこれらは極めて珍しい。こうなってくると、睡眠不足、疲労、体重減少を招く。ちなみに、しゃっくり持続の世界記録はチャールズ•オズボーンによる68年間

しゃっくりを止める方法と薬については、こちら

【参考】
NHS choices “Hiccup”
WebMD “Hiccups Topics Overview”

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