Q、ボナロン、フォサマック(アレンドロン酸Na)などは骨を強くする薬なのに、なぜ顎骨壊死の副作用があるの?

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骨粗鬆症に対して使われる、ボナロン、フォサマックやリカルボンなどのビスホスホネート製剤には顎骨壊死という、重大な副作用報告がある。発症は珍しいと言われているが、208名中9名(4%)というかなり高いパーセンテージで発症したという研究もある。同じ勉強会に所属する歯科医師もこの副作用が出た人をみることは珍しくないと言っていた。インプラントなど歯科処置時は特にリスクが高く、中止指示が出たりする。短期間中止しても防げない場合もあるのがまた問題なのだが。いずれにせよ要注意の副作用だ。

そこで、骨を強くする薬でなぜ顎骨が壊死するのかという疑問がある。詳細なメカニズムは不明と言われているので正解は分からないのだが、これではないかという説はある。

奥羽大学歯学部口腔細菌学分野の研究によれば
アレンドロン酸(ボナロンやフォサマックの有効成分)と細菌の入ったシャーレと細菌のみが入ったシャーレの両方に白血球を入れるとアレンドロン酸も入っているシャーレの白血球の方が働きが強くなり、それが骨の破壊につながるのでは?との見解が示されている。白血球は細菌を殺菌する物質を産み出すが、それが過剰だと骨髄炎や骨壊死を招くかもしれない というのである。

【参考】
•奥羽大学ホームページ
研究紹介>骨粗鬆症治療薬による顎骨骨髄炎・骨壊死の発症メカニズムを探る
Alendronate augments interleukin-1β release from macrophages infected with periodontal pathogenic bacteria through activation of caspase-1
Drug Engine お薬Q&A Q,骨粗鬆症の薬を長く続けると骨折が増えると聞いたのですが、本当ですか

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