薬は比較!比較!比較!

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始めてきた方は「このブログを通じて医療従事者と患者さんに伝えたい想い」をお読みください。

医薬品は常に、「他との比較試験」を経て販売される。プラセボとの比較、標準的な治療薬との比較。単純に個々の医薬品の効能や副作用を勉強するだけでは全く実践では役に立たない。それらの中で医薬品がどういうポジションにいるのかを知らなければ、使い分けが出来ず最適な提案はままならない。

例えば、花粉症で良く使われる抗アレルギー薬としてアレグラ、クラリチン、ザイザル、アレジオン、アレロック、タリオン、ポララミンなどといったものがある。これらのどれがどれだけ脳内に移行して、眠気が出やすいのか、どれが効果が強いのか、どれだったら妊婦や授乳婦にも安全に使えるのかなどという相対的な位置づけを知らなければ使い分けはできない。

大抵、製薬会社の勉強会はその販売しようとする薬剤に関するものであって、全体像を掴むには至らない。医師が製薬メーカーの印象操作にのり、客観的に全体からみると妥当性の低い医薬品が選択されてしまうことは残念ながら多い。

最初にAという薬を使い、それがたまたまある患者に効いたためお気に入りにして、なぜBやCではなくAなのかを考察しなかったとすればそれは問題だ。例えば、必要以上に広範囲の菌を殺す抗生物質を用いて薬剤耐性菌が出ることにもなりかねない。
全体を勉強して初めてAの使い道がはっきりして、それを使うという選択ができる。この時のA以外の部分を無用の用とでも言うのだろうか。ちょっと違う気もするが(笑)

ただし、類似薬同士で直接比較した試験は少ない。それなりにあることはあるが。それでどちらか白黒ついてしまっては、どちらかのメーカーにとってリスキーだからなのかなと思う。しかし、プロフェッショナルが文献を横断的に吟味して比較検討していけば、どこが差別化のポイントでどう使い分けるのかはある程度分かる。

これをしていくと細かい学術的なことに傾倒し木をみて森をみなくなりがちだが、実践上は「臨床的に意味のある違い」が分かることが大切だ。構造式から分かる特性や薬理作用機序は、それとして大切なのだが服用者に説明する際にそこまで言及することはあまりない。

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