【便秘】市販の便秘薬は処方薬の下剤より付加価値が多い

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始めてきた方は「このブログを通じて医療従事者と患者さんに伝えたい想い」をお読みください。

今朝テレビを見ていたら、最近の市販薬は既存の成分に更に胃保護成分を付加して売出しているものが増えているという。ロキソニンSに胃保護成分を足してロキソニンSプレミアムとか、イブがイブデラックスとか。それで結構な価格を上乗せしている。

患者さんに質問を受けて市販薬を調べることもあるが侮れないと思うのが便秘薬で、処方薬と成分もさほど変わらない。それどころか、様々な付加価値をつけて売出している。本稿及び”市販の便秘薬と害を起こさず有効に使うためのポイント“で2回に渡り、便秘の原因、対策、具体的な製品まで紹介する。

便秘の原因と定義

便秘はかなり悩まされている人はかなり多く、原因は以下に列挙するように多岐にわたる。

繊維質の摂取が不十分:繊維質が豊富な食事例としてフルーツ、野菜、シリアルなど
水分摂取が不十分:生水をあまりとらない人は様々な病気を起こしやすく便秘にもなりやすい
ダイエット:偏った食事制限が便秘を招く
筋肉量の低下:踏ん張れない、排便に必要な腹筋等が弱い
薬剤:麻薬性鎮痛剤(コデイン、モルヒネ、オキシコドンなど)、胃酸分泌抑制薬、抗うつ剤など
病態:甲状腺機能低下、過敏性腸症候群、腸管の機能異常など
妊娠:ホルモンバランスの変化により腸管の動きが遅くなる
妊娠後期:単純に胎児がスペースをとるために、腸が圧迫される
女性:女性ホルモンの1種プロゲステロンが胃内容物の排出を遅くすることが知られている

他にも色々原因はあるとは思う。従って、ダイエットやホルモンの関係で女性の方がより便秘がちになりやすい。繊維質、水分の摂取や適度な運動はお通じの改善に大切なことだ。朝1杯の水を飲む習慣をつけるだけでもお通じが改善する場合がある。

一般に便秘は、結腸内に便が滞留し、3~4日以上排便がない状態をいうが人によって感覚は様々で、毎日排便があっても便が硬いとか、排便時に不快感、腹痛があったり排便後の残便感などを伴う場合も便秘と呼ぶ場合がある。本来毎日お通じがあるのが良いが、薬の副作用でどうしても出にくいひとはやむなく週3、4回あれば良しとしましょうと説明することもある。

(市販の)便秘薬の効能効果と特徴

もちろん、上記の原因は生活習慣的なところから改善されるのが望ましいが、短期的にであれば市販の便秘薬も選択肢の1つとなる。市販の便秘薬の効能効果として、便秘に伴う頭重感、めまい、食欲不振、肌荒れ、にきび、腹部膨満感、腸内異常発酵などがうたわれている。

特に近年では、その美容的な側面をウリにしているものが多い。付加価値の例をあげる。

•肌荒れやニキビなどの改善に有効なビタミンB2、B6、Cなどを配合
•乳酸菌、酪酸菌、納豆菌などの腸内の細菌バランスを整えるプロバイオティクスを配合
•腹部膨満感改善のために消泡剤を配合
•飲みやすさ改善のためにチョコレート、マンゴー、グレープフルーツなどのフレーバーをつける

など。センナやプランタゴオバタを配合している多くの製品は「自然」とか「植物由来」といったポイントをウリにしており、習慣性はほとんどないとうたっている。

具体的な商品と服用上の注意については次回”市販の便秘薬と害を起こさず有効に使うためのポイント”にて紹介する。

【参考】
SS製薬ホームページ
大正製薬ホームページ
The most popular OTC laxatives in Japan

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