Q授乳中に血圧降下剤を飲んでも大丈夫ですか?

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始めてきた方は「このブログを通じて医療従事者と患者さんに伝えたい想い」をお読みください。

いうまでもないことだが、妊婦や授乳婦は薬を飲む際に注意が必要だ。

大抵の薬の説明書は妊婦や授乳婦が薬を服用することによって起こりうる
胎児や乳児への注意喚起がなされている。

今回のQ&Aは授乳婦さんから受けた質問より。

Q、授乳婦ですが、医師にアダラート(成分名:ニフェジピン)を20日分処方されました。
 血圧を下げる薬ですが、薬の添付文書を見ると
 授乳婦は服用を中止するか、服用するなら授乳を中止すること と書いてあります。
 手術をへて一時的に血圧が上がっている状況ですが、飲んでも良いのでしょうか。

次のように回答した。

A、今回は治療上必要ということで処方されたのでしょう。
 確かに添付文書は授乳中止ですが、実際にこのタイプの降圧薬が
 乳汁中に移行する量はごく僅かで、臨床上は「安全」と評価されています。

 短期的には母乳栄養児への影響はほとんどないと考えられています。
 他のタイプの降圧剤でも添付文書禁忌でも 多くは「安全」です。
 従って今回のような高血圧状態に対しては、治療を優先して
 飲んでいて頂いて差し支えありません。
 処方日数も短めですからまず問題になることはないでしょう。
 
 ただし、いずれの薬も長期的授乳に関する安全性は不明なこともあります。
 従って、もし服用が長期にわたりそうな場合は
 治療を優先するかどうかは状況とご本人の意志にもよるかと思います。
 因みに、欧米ではごく普通に授乳が推奨されています。

参考文献
妊娠と授乳 改訂2版

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