遺伝子栄養学(ニュートリゲノミクス)

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始めてきた方は「薬と健康のホンマでっかな情報発信局とは」をお読みください。

遺伝子の働きは栄養次第で変わる。

すべての病気は遺伝子から始まるといっても過言ではない。
遺伝子は体の中のすべてに対する暗号なのだ。

遺伝子なしには、肥満も糖尿病も心臓病も癌も、生命すらもあり得ない。

どの遺伝子がどの病気を引き起こすのか
どうしたら危険な遺伝子の働きを抑え、
良い遺伝子の働きを活性化できるのか。

こうしたことは薬の分野でもサプリメントや栄養の分野でも
日々研究されている。

遺伝子はそれ自体、病気を決定づけるわけではない。
遺伝子は活性化されるか、発現化されるかによってのみ働く。
※発現とは、遺伝子情報が細胞の構造と機能に変換される過程のことをいう
 つまり遺伝子からの命令によって細胞、組織は形作られる。

例えば、コラーゲンを生成する遺伝子と破壊する遺伝子がある。
赤ちゃんや子供は前者が優位に発現していて、成人で両者が同じくらいに働き
その後年齢を重ねるたびに後者の優位性が増すという。

そして、どの遺伝子が発現されるかの決定権を栄養がかなり握っている
ということがわかっている。
そして病気を起こしにくい食事パターンがあるということも。

DNAシークエンシングという技術により
ある特定の成分を入れた時に、
どの遺伝子群がどう発現するかということを見ることができる。

薬で言えばどこに作用がでて、
どこで副作用がでているかという解析に応用できるのかもしれない。

副作用は統計的にみて有意でなければ無視するとか、自覚症状がなければ見過ごすと
いうことが普通にあるのだが、こういう数字に出ないものを解析できたら
根底から概念が変わってしまう可能性を秘めている。

病気の人と健常人では特定の遺伝子の発現状態が異なる。
あるいは若い人と老いた人でも遺伝子の発現状態がことなる。
太った人と痩せた人を比較しても違うだろう。

では、病気の人や老いた人の遺伝子発現状態を
健康で若い人と同じ遺伝子の発現状態に戻せたらどうか。

実際にそれを可能にした製品は世に流通している。

薬の開発にしても、今まで臨床試験によって薬効を証明することが、
医療の正当性を担保していた。

しかし、遺伝子の解明が進みテーラーメイド医療が発展したらどうなるのか。
大規模な研究は原理的に無理だろう。

良く臨床試験的観点から、漢方薬はエビデンス(科学的根拠)がないなどと
言われることがある(実際はそうとも言えないのだが)。

今度は、大規模な集団に対して研究を行うことが難しい(あるいはその必要がない?)
遺伝子テーラーメイド医療がそう言われる番なのかもしれない。

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