精神病と栄養

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始めてきた方は「このブログを通じて医療従事者と患者さんに伝えたい想い」をお読みください。

近年、精神科医が患者の食事内容を聞くことがあるという。
栄養に関心を持つ医師が増えるのは素晴らしいと思う。

実は多くの研究が、栄養は身体のみならず脳にも良いことを示しているのだ。

これは医師の友人の多くが言うことだが、
食事や栄養的な介入が意義のあることだということを感じつつも
栄養に関して学部でキッチリと学ぶ講座がないそうだ。

しかし、生活習慣病リスクはもちろん、
精神病をも減らすことも出来るのが栄養なのである。

精神疾患の患者数は年々増えていて今や国内だけで
320万人を越えている状況だ。
(厚労省HP参照 http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/data.html)

例えばうつ病患者数は相当な人数がいて
人の生産性を失くすという意味では心臓病などに
まけず劣らずの社会的インパクトがある。

これは何も大人に限った問題ではなく、
10台の若者にも起こりうることである。

最近の研究では、いわゆる欧米式の粗悪な食習慣を送っている人は
高品質のホールフードを摂取している人たちよりも
80%ほどうつ病発症リスクが高いことが分かっている。
同様に、注意欠陥障害のリスクは2倍も上がる。

栄養精神医学という概念はここ5年くらいで出てきたもので
ちょっと前までは、特定の栄養素(例えばオメガ3系脂肪酸など)が
どう気分に影響するかということを調べた研究はほとんどなく、
根拠のあるデータが不足していた。

栄養療法について調べると常に不足していると思うものが
優れた研究デザインの臨床試験データである。

しかし、近年栄養と一般的な精神疾患との関連を調べた
優れた研究デザインの試験結果の出版が増えてきている。
もちろん大人に対する研究も子供に関するものもある。

そして、それらの研究を総合して分かってきたことは
栄養は、身体的健康のみならず精神的健康にとっても重要である
ということだ。

しかしながら、現時点で食習慣とメンタルヘルスの関連について
調査したものは不安症やうつ病にフォーカスしたものがほとんどで、
その他の精神疾患を減らす可能性はまだ直接的に示されていない。
そうした研究も進行中ではあるが。

もちろん栄養は治療の一環として大切であるが、
薬や他の治療方法を代替しきれるかは分からない。
栄養が精神に及ぼす影響を解析しきるのは難しいだろう。

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