【花粉症】鼻水が出る3つの原因と鼻水やくしゃみを止める5つのポイント

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花粉症に対する薬物治療の選択肢は、ステロイドや抗ヒスタミン剤の点鼻薬、点眼薬、内服薬が一般的なところである。また、皮下注や舌下からアレルゲンを投与する免疫療法も近年ポピュラーで、実際に症状を軽減するとするエビデンスもある。本稿ではまず、鼻水が出る仕組みと薬物治療がターゲットとするポイントについて触れ、次回以降具体的な薬物について紹介していくこととする。

くしゃみや鼻水が出る仕組み

異物やアレルギー物質の刺激によって副交感神経が刺激される。するとマスト細胞(肥満細胞ともいう)がヒスタミンを放出する。くしゃみや鼻水などの症状の原因物質だ。それをブロックするのが、抗ヒスタミン剤である。因みに、鼻水の発生経路は主に以下の3つ。
1、寒い時にでる鼻水
2、涙から来るもの
3、鼻の分泌液
1はガラスに水が結露するのと同じで、温かく湿った空気が鼻にきて外気で冷やされて水になったものなので薬剤で防ぎようがないしその必要もない。2も薬で止めようがない。薬で止めようとするのは3である。

さて、ヒスタミン放出からさらに時間が経つと、ロイコトリエンやプロスタグランジンという遅発性の化学物質が出て、炎症を誘発、血管が拡がって充血し、鼻づまりを起こす。遅発性の化学物質が出ている時点では抗ヒスタミン剤だけでは効きづらい。

こうした遅発性物質を抑制できるのはステロイド剤だ。更には、エフェドリンなどアドレナリン系の薬剤は、鼻粘膜の血管を収縮させて一時的に症状を改善はできる。例えば、ディレグラ配合錠には抗ヒスタミン剤のフェキソフェナジンと血管収縮剤のプソイドエフェドリンが配合されている。

くしゃみや鼻水を止める5つの作用点

そこで、害のことには目を瞑り、とにかく鼻水やくしゃみを止める作用点を全部ブロックしていこうとなれば次の手段がある。

1、アドレナリン作動成分を服用 エフェドリンなど
2、副交感神経を抑える薬剤を服用 抗コリン剤
1と2ででマスト細胞の働きを抑える
3、抗ヒスタミン剤で出てきたヒスタミンの働きを抑える
4、ステロイド剤や抗ロイコトリエン薬で遅れて起きる炎症反応を抑える
5、アドレナリンα作用のある薬剤で血管を収縮させる

もちろん、よほど症状がひどいのでもなければ全部使うことはオススメしない。症状が重度で本当に全部組み合わせて使っている人も少なくないが。薬物治療は大雑把には上記の5パターン及び免疫療法に集約される。次回以降、具体的な薬物についてまとめていく。

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