錠剤やカプセルが飲みづらい人へ(前編)

Pocket
LINEで送る

始めてきた方は「このブログを通じて医療従事者と患者さんに伝えたい想い」をお読みください。

錠剤やカプセルが飲みづらくて困っているなら薬剤師に聞いてみると良い。
あるいは、「小さな子供が薬を飲んでくれなくて」とか「嚥下障害のある親がいて」
などという場合でもいい。

こうした問題の解決法を最も知っている職種は間違いなく薬剤師だ。

薬の横断的知識を持ち合わせているので、
同じような効能の成分で飲みやすい剤形のものを提案できるかもしれないし、
苦なく飲み込めるちょっとした工夫をお知らせできるかもしれない。

▼代わりの剤形を見つけよう
もし錠剤やカプセルが飲みづらいなら医者や薬剤師に遠慮なく聞いた方がいいだろう。
代替できる薬があれば変更できるからだ。

医師ならその場で処方せんを書き換えられるし、
薬剤師なら代替案を医師に提案して、飲みやすい形に変更できる場合もある。

飲み込みがうまくいかない場合は色々と対策があるが、
例えば、次のような剤形がないか検討するのは1つの手だろう。

•液剤ー特に嚥下障害であったり経管栄養を利用している人には使いやすい
•散剤ー粉薬の方が飲みやすいという人は案外多い。錠剤と同成分のものも多数販売されている
•口腔内崩壊錠ー口の中の水分でラムネのように溶けるタイプ
       水なしでも飲めるので、トイレが近い人
       腎臓に問題があって水分摂取制限のある人にも良い
錠剤やカプセルと同じ成分で置き換えることはあまりできないかもしれないが、次のようなタイプもある
•バッカル錠ーほほ肉と歯肉の間に挟んで溶かして吸収させるタイプ
•貼付剤ーパッチ剤など貼付けて経皮吸収させるタイプ
•坐薬ー肛門から挿入するタイプ 膣剤もありうる
•クリーム
•吸入薬

▼錠剤を粉砕したりカプセル剤をあけて中身を出す行為はどうなのか

これについても、性質をよく理解している薬剤師に確認をとった方が良い
粉砕してはいけない錠剤や中身をあけて飲ませてはいけないカプセルが沢山あるからだ
薬の効き方が変わってしまうものが多数ある

1つの目安だが、薬の名前に以下の略号が入っているものなどは
自己判断で粉砕したり、カプセルをあけることは絶対に避けた方が良い。

CR (controlled release, or controlled release tablet) :成分の放出を制御した製剤 例:アダラートCR(血圧降下剤)
LAまたはL (long-acting) :長時間作用方の製剤 例:アダラートL、ペルサンチンL
SR (sustained releaseもしくはslow release) :徐々に放出される製剤 例:ベザトールSR(中性脂肪を下げる薬)

これらの薬剤は例えば12時間〜24時間とか、予め設定された時間をかけて
徐々に放出されるように設計されている。

一般的に、錠剤を粉砕すれば薬は5〜10分程度で放出されてしまうので
服用初期にオーバードーズになりやすいため副作用のリスクも上がるし
薬の効き目がない時間帯も長くなってしまう。

↓ ↓ ↓この記事に共感した、面白かったらこちらをクリック!
dqranking  dqmura

 ご案内

講演、取材についてご相談、お申込み

薬についてのご相談

薬局のお悩みについてご相談

↑トップページに戻る

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Translate:

アーカイブ

ar

おすすめメディア集

hymkbanner

セールスが苦手だからこそ、出来る!作れる!売り込まないセールス設計とは、お客様から選んでいただける体制を作れればいい。その体制は、あなたのビジネスの「強さ」と「違い」を作り出し、活かすことで構築できる。その構築方法をお伝えしています。

ファーマシストフロンティア

私も連載している人気マガジン。広告によって編集内容が左右される従来の雑誌とは一線を画し、実相を探求したウェブマガジン。必要とされる薬剤師になるための必読書、それが『ファーマシストフロンティア』です。

お問い合わせ

インバウンド003

facebookページ(いいねを押していただけると励みになります!)

PAGE TOP
Translate »