風邪のときは水分を摂った方が良いか

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始めてきた方は「このブログを通じて医療従事者と患者さんに伝えたい想い」をお読みください。

よく風邪をひいたらこまめに水分を摂取しましょうなどという。

何故だろうか。水分を摂取すると風邪が早く治るのだろうか。
必ずしもそういうわけではない。

ただ、風邪をひくと動くのが億劫になり水分摂取が減りがちなので
こまめに摂るように意識するのが大切ではある。

熱が出て汗をかいたときは水分を補給した方が良いと思いがちだが、
汗をかくのは発熱時ではなく解熱時であって、もう風邪が治る時だ。
そういう時は、特に意識せずとも喉が乾いて水分を摂取するだろう。

ただし、風邪に限ったことではないが何日か寝込んでしまうような場合は
水分摂取を意識することがより大切になる。

風邪で数日寝込んだ後、トイレに行く際などにベッドや布団から出たときに
足下がふらついたり、クラクラ来た経験が大抵の人はあると思う。

これは軽度の脱水状態の兆候である。

普段、立ったり座ったりしていると、重力に従って血液は下肢に溜まるのだが、
寝た状態では下肢にたまっていた血液が全身を循環する。
すると、循環血液量が増えるので血圧が上昇する。

その結果、血圧を元に戻そうとして尿量が増える。
尿として水分を出すことで、循環血液量を減らし血圧を下げる。

(※血管をホースに例えると分かりやすいかもしれない。
  ホースに流れる水量が多ければ、ホースにかかる水圧があがるように
  血管に流れる血液量が多ければ血管にかかる圧があがる。)

起き抜けにトイレにいきたくなるのは誰しも身に覚えがあるだろう。

一晩なら大きな影響はないが、これが2、3日も寝込んでいると循環血液量が減っていく。

この状態で突然立ち上がると重力で血液が下肢にシフトするので
循環血液量が更に減って血圧が下がる。すると立ちくらみを起こしたりする。

特にお年寄りは自律神経によるとっさの血圧調節機能も落ちてきているので
血圧が下がりすぎてしまった時に転倒の恐れがある。

転倒。つまり転ぶことは、軽く捉えられがちだが、
転倒→骨折→寝たきり と最悪の経過をたどる例も少なくなく
高齢者においては侮れない問題だ。

水分を適切に摂取するというのは当たり前のようだが大切なことなのだ。

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