漢方薬によるうがい

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うがい薬関連で印象に残った症例の3回目。

それが、半下瀉心湯によるうがい指示を受けていた例だ。

この患者は咽頭がん。
ツムラ半下瀉心湯 3包/日を毎食後うがい指示で処方されていた。

使用目的は、癌の化学療法や放射線治療の副作用として起こる
口内炎の対策である。

抗がん剤の作用で活性酸素が発生すると粘膜細胞が障害されるので
痛みを伴う口内炎が起こる。
また、白血球が減少して免疫力も落ちるので
細菌が繁殖しやすくなったり感染をおこしたりする。

漢方薬というのは複数の生薬から構成されている。

半下瀉心湯の構成生薬は次の通り
ハンゲ カンキョウ カンゾウタ イソウ ニンジン オウゴン オウレン

中でも
オウゴンが口腔内粘膜を守る作用
オウレンの主成分ベルベリンが抗菌作用により、口腔内の菌の増殖を抑る作用
を示すので、口内炎症状の悪化を防ぐという。

本例はうがいの指示であったが、
次のような使い方があるようである。

•できてしまった口内炎の痛みに対して
局所濃度を高めるために綿棒で直接患部に塗布する
→急速に痛みが軽減するそう

•口内炎の予防として
50ml程度の湯に溶かして
数回に分けて口に含み、1回5秒程度ゆすぎ吐き出す

日常生活の注意としては、次のような対策があげられている。
・口腔内を清潔に保つ
(うがいは約2時間毎、1日7~8回。アルコール、メントールが含まれているものは避ける)
・禁煙
・食事(香辛料、固い物、酸味の強いものは避ける)

〈参考〉
・ベクティビックス 副作用マネジメントの工夫(口内炎)
(http://www.vectibix-takeda.com/t4_4.html)
・国立がん研究センターがん情報サービス がん対策情報センター

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