HbA1cと実際の血糖値が乖離しやすい病態

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始めてきた方は「このブログを通じて医療従事者と患者さんに伝えたい想い」をお読みください。

糖尿病を煩っている人が
その血糖値コントロールの指標として用いる検査値に、
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)がある。

検査値の意味自体は他に譲るとして、
食事療法も頑張って数値が下がっていると思ったのに、
HbA1cを測ってみたらあまり改善していなかった

という例にしばしば出会う。

通常は食事療法がうまくいって、体重も下がったりすると
血圧、血糖、脂質などの数値は落着いてくるのだが、何故だろうか。

HbA1cは優れた指標であるが、実は病態によって見せかけの高値・低値が
存在する。従って、単純に数値のみで判断せず、背景を考慮する必要がある。

HbA1cが低めに出る例として次のような場合がある。
•急激に発症・増悪した糖尿病
•溶血(赤血球寿命の短縮)  妊娠(稀釈性貧血)
•失血後(赤血球生成の亢進)
•輸血後
•エリスロポエチンで治療中の 腎性貧血
•肝硬変(脾機能亢進などによる)

良くありがちなのが、「貧血」によるものだ。
検査値を見る時に併せて貧血に関連したものも確認しておくと良いと思う。

逆にHbA1cが高めに出る例はこちら。
•急速に改善した糖尿病
•乳び血漿
•アルコール多飲
•高ビリルビン
•大量のビタミン C 服用
•大量のアスピリン服用
•HbF 高値

どちらにもなりうる例としては
異常ヘモグロビン症 がある。

参考 迷路にはまらない臨床検査値の読み方・考え方

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