おかしな治療と進歩

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始めてきた方は「薬と健康のホンマでっかな情報発信局とは」をお読みください。

私は小学校から高校までサッカー部に所属していた。

小学生の頃、つまり20年前くらいのことだが、
厳しい夏合宿での練習中 休憩時間以外は水を飲むななどと注意されたものだ。
精神力を鍛える意図があったのかも知れないが、
今思えば誰が考えたっておかしい。

それに類することは随所にある。
例えば、
傷の消毒で「乾かせ」、「消毒しろ」などというのは今や間違いとされており、
「乾かすな」、「消毒するな」その方が綺麗に治る その方法もある。
というのが今のスタンダードだ。

参考 新しい創傷治療
http://www.wound-treatment.jp
創傷治療に関して優れた知見に満ちたページ。とてもオススメです。
※今後優れた情報源は適宜紹介していきます

「風邪を引いているときは風呂に入るな」というのも昔言われたが、
今やどうでも良いことだ。

今もって、傷を消毒して乾かしている人はいるかもしれない。
だからといって、そういう人や昔の人はバカだなどと笑うことは当然できない。

報道で指摘されている臨床試験で不正があった薬を
使い続けている医師や薬剤師がいたとしても
不思議ではないし、やはり笑うことはできない。

現在、私が勉強している薬物治療だって何十年か後に
「何でそんなバカな治療をしていたんだ」
と言われるであろうものが沢山あると思っている。
進歩とはそういうことだ。

PL顆粒とか、風邪の症状緩和のためだけの薬があるが
そんなの積極的に飲んでよくなった気になってたな。とか

ほとんど意味がない骨折予防の薬(骨粗鬆症の薬)を
年間何万円もわざわざ払って飲んでいたなとか。

氷山の一角に過ぎないが、実際、臨床試験では年余にわたって服用し続けても、
100人に1人くらいしか骨折を予防できないという結果が
出ているにも関わらず世の中でバカ売れして飲まれ続けている
薬が存在するし、コレステロール降下剤などでも似たようなものがある。

私も含め皆、「昔はバカだった」なんて回想することは多くあると思う。

自分は正しいと思い込むとろくなことがない。
自分が正しいという思い込みは周りの否定に繋がるし、
貴重な意見を吸収する機会を失いかねない。

バカで正しい判断ができない自分を受け入れる。
だから、出来る限り疑いの目を持って物事を吟味して
よく勉強して、より良い手段を求めるのだ。

時々その志向のせいで、行動が疎かになる。
改善したい。

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