抗がん剤の副作用対策として処方される薬剤

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始めてきた方は「このブログを通じて医療従事者と患者さんに伝えたい想い」をお読みください。

抗がん剤には負のイメージがつきものである。

未だに、抗がん剤は副作用が強く、寿命延伸効果はなく、
服用中も寝たきりのようになって、強い吐き気に襲われゲーゲー吐いているといったイメージを持っている人がいる。

映画やドラマでもそんな描写が多いせいだろうか。
しかし、最近の抗がん剤治療は通院で治療ができ、普通に仕事にいったり旅行にいったりすることも可能となっている。
それは、ひとえに抗がん剤の副作用を抑える治療法(支持療法という)が発展してきたことが大きい。

確かに、10年、20年前はそんなイメージ通りの患者はいたようであるが、近年そんな訴えをする患者は少なくなった。
抗がん剤治療において副作用対策は絶対であり、それが適切に行われないことには治療の継続は是非もない。
こうした、がん治療については病院内と院外の医療従事者の知識レベルや認識に差があるとも思う。

 

例えば、院外の地域薬局の薬剤師は抗がん剤をやっている方の処方箋をみると尻込みしてしまう人がいる。
抗がん剤の化学療法は通常、病院内で行われており外に出る処方箋にはちょっとした副作用対策の薬が処方されているだけであるからだ。
すると、点滴で打たれている抗がん剤や制吐剤の内容を直接目にすることがないので苦手意識が芽生えてしまうのである。
こうした分野に知識のない薬剤師だと下手すると処方の意図が全く分からず、用途に沿った説明をできず治療の邪魔をしてしまうことすらある。

 

しかしながら、化学療法を行っている場合は処方内容にも一定のパターンがあり、
ある程度の精度でどの抗がん剤と制吐剤を使っているのかが分かる。

病院によっては、そうした情報も全て地域薬局と共有しているところもあり、
そんな予想すら必要ないこともある。いずれにしても、そのあたりの前提知識がないとちぐはぐな話になってしまう。

抗がん剤治療中の方が院外に処方箋をもって出てきた時に、特徴的な処方例を簡単に下表にまとめた。

抗がん剤副作用対策薬

上記表はあくまで一例であるが、比較的多いパターンである。
がんは全身病としての管理が大切なので、補完的薬剤が多く出る。
分子標的薬と呼ばれる、その名の通り体内の特定の分子を狙い撃ちして、
その機能を抑えることでより安全かつ有効にがんを治療しようというタイプの薬が開発されてきているが、
その薬における特徴的な副作用とその対策は別途まとめる。

とんちんかんな話にならないよう知識をつけて治療の支援をしたいものである。

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  1. 2016年 2月 06日

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